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Cadaver Work Shop

少し前になりますが、先日アラガン社主催のCadaver Work Shopに参加しました。ヒアルロン酸注入手技向上のためのご献体を用いた大変貴重なトレーニングです。日本でこのようなトレーニングを行うことはなかなか難しく、今回は講師の先生がシンガポールへ行かれて、シンガポールからの中継で行われました。アラガン社でも10年ぶりの開催だそうです。まず全員で黙祷をささげて始まりました。講師の井上先生もおっしゃっていましたが、教科書や文献での勉強は2Dですので、今回3Dで勉強することでイメージを膨らませることができました。各部位での解剖を再確認するとともに、5つのレイヤーを強く意識して注入するということを改めて学びました。アラガン社は、製剤(ヒアルロン酸とボトックス)の医療承認を取得しているだけでなく、医師向けのトレーニングが充実していて、教育にも力を入れているところが素晴らしいといつも思っています。承認を取得している製剤や機器を使用するメリットはこういうところにもあると思います。

話は変わりますが、この作品は院内のどこに飾ってあるか皆さまご存じですか?南仏のヴァンスにマティスがその全てをデザインした礼拝堂があり、これは、そこで神父さまが着用する上祭服のマケットです。国立新美術館のマティス展で展示されていました。20年近く前にこのリトグラフに出逢って以来、いつか訪れてみたいとずっと憧れているロザリオ礼拝堂。展覧会では、なんと礼拝堂の内部空間が再現されていて、その空間に身を置いたときには気持ちが高ぶりました!ステンドグラスから差し込む光が温かく美しかったです。