「引き上げ・たるみ治療の王道、HIFU」ULTRAcel Q+の後継機で、最新機種のULTRAcel [zíː]を導入しました。Q+と何が違うかというと、まず、照射スピードが速くなりました。それにより痛みが以前よりも軽くなりました。例えていうなら、以前は「ジリジリ」する感覚でしたが、これが「チリチリ」程度になったと思います。この何となく少し軽くなった感じが、体感的には随分楽です。HIFUの中で比較的痛くないと言われているULTRAcel でもやはり痛いとおっしゃる方は少なからずいらっしゃいます。痛みにはめっぽう強い私も、HIFUの独特の感覚がちょっと苦手で、(言いにくいのですが)自分に照射するときは大分弱めの設定にしていました。そんな私も「チリチリ」なら推奨の設定で受けられそうです。実は、より高い効果を出すために、今までに何度もショット数(照射数)を増やしていて、同じコースでも最初に比べると大分多くなっています。ですから、スピードが速くなって時間が短縮され、楽に受けられるようになったのは大きなメリットです。他にも、照射深度を5mm毎に調整できることと、ドットとリニアの照射を自由に組み合わせられることで、よりその方に適した方法をカスタマイズできるようになりました。例えば、顎下のボリュームがある部位はリニアで脂肪減少を図り、他はドットでリフトアップやはり感アップを図るという照射方法も可能です。
そして、ULTRAcel [zíː]の導入に伴いULTRAcel Q+の価格を下げました。しばらくは並行して行いますので、痛みは気にならないという方、今までの照射方法でも良いという方はULTRAcel Q+も是非!
「私にはHIFUと高周波(ボルニューマー)、どちらが向いていますか」とよく聞かれますが、作用機序が異なるため、多くの方にとって両方とも必要な治療です。1回1回の変化はわかりにくくても、長い年月をかけて繰り返し行うことが、たるみの改善と予防に繋がります。地道に定期的に受けられている方はやはり違うなあといつも思っています。
写真は生まれ年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。実は最近、20年近く愛用していたワインセラーを新調しました。東京医大病院皮膚科を退職するときに、記念品として有志の先生方から頂いてとても大切にしていたセラー。そんな高価なものを頂いてしまってよいのかしらと恐縮しつつも、セラーを持つのも初めてだったしすっごく嬉しかったのを覚えています。随分長い間お世話になりました。このワインは、ちょうどその頃にローマの老舗のエノテカ・トリマーニで見つけたもの。セラーを新調したのを機に、なんとなく飲む機会がなくてずっと寝かせていたワインを、思い出に浸りながら少しずつ飲んでみています。味の方はあまり期待していなかったけど、充分楽しめました!