ボルニューマーを導入して1ヶ月と少し経ちましたが、治療を受けられた患者様からの反響が予想以上に大きく、私も驚いています。まだ即時効果の評価しかできていませんが、私が過去に使ってきたどの高周波機器よりも直後の変化がわかりやすいです。引きしまって小顔になり、でこぼこ感が滑らかになり、はりが出て、頬が上がって、目が開けやすくなって、口角が上がり、唇がふっくらします。水冷式クーリングおよびチップと照射法の使い分けにより、長い時間熱を入れることが可能となり、その分、単なるリフトアップにとどまらない様々な効果を引き出せると期待しています。今後、コラーゲンの再構築による二次的変化の経過を診るのが楽しみです。先日の学会(AMWC)で、メーカーの方にお会いした際、私が行っている治療法についてお話したところとても驚かれていました。メーカー推奨の方法(ただし、韓国では日本よりもっとアグレッシブな治療が行われているそうですが)に一番近いのが、当院のコースではライトです。私がデモで受けたときもこの方法でしたが、確かに変化はありましたが物足りなさを感じたので、これをベースに3つのコースを設定しました。30代の方や見た目にたるみの症状はないけれど予防的に治療を受けておきたい方、照射範囲を限定しても良いという方はライトでもいいと思います。高周波治療は、効かせたい部位にも高い出力ではなく低い出力で繰り返しじわじわと熱を入れる必要がありますので、すでにたるみの症状がみられる方には長い時間照射する方法をおすすめします。初回の治療で、その即時効果もさることながら、痛みなく楽に受けられることがわかったので次はもっとたくさん照射して欲しいというお声が多く、私がもう一度自分の顔で試してみて、私の顔にはこれくらい照射したいという方法をスペシャルコースと称して追加で設定しました。
新しい機器を導入したときはいつも、誰よりも私自身が夢中になっていますが今回もまた然りです。いろんなことを考えつつ、連日照射に没頭しております。治療後の即時変化を見て、またそれを喜んでくださる患者様のご様子に、何よりも私の気持ちが上がっています!!意外と自身のメンテナンスは疎かになりがちなのですが、ボルニューマーは3ヶ月毎に続けようと心に決めています(30歳くらいからボルニューマーを受けていれば良かったな~と思いつつ)。
最近はボルニューマーの話題ばかりですが、実はHIFUも、8月の美容皮膚科学会で得た知見から照射方法(照射のベクトルと密度と層)を変えたので、以前より効果が高くなりました。HIFUと高周波とヒアルロン酸注入は作用機序が異なるため、たるみの原因を考えれば、どなたもどの治療も必要ということになります。フェイスリフトや糸リフトなどの外科的治療と比べると、1回1回の効果はマイルドかもしれませんが、継続することで“貯金ができる”、つまり、老化の進行を遅らせることができるのが大きなメリットだと思います。
先週末は大学の部活の同窓会に参加しました。私はスキー部で、競技スキーに5年間どっぷり浸かっておりました。冬休みと春休みはほぼずっと合宿と大会でしたので、一緒に過ごす時間も長くて皆仲が良かったです。同じ職業に就いているので話題は仕事のことばかりでしたが、それぞれいろいろ抱えながらもその分野で頑張っている先輩や後輩の話を聞くのはとても励みと刺激になりました。一次会の丸の内の眺めの良いレストランでも二次会のカフェでも、おしゃべりし通しでした!