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日本臨床皮膚外科学会@宮古島

先週末はお休みを頂き、宮古島で開催された日本臨床皮膚外科学会と瘢痕・ケロイド治療研究会に参加してまいりました。

今回は、ピコセカンドレーザーPicoWayの波長730nmと1064nmを用いたスキンリジュビネーション(若返り)治療(Wピコトーニング)についてランチョンセミナーで講演いたしました。一般的にピコトーニングといえば1064nm単独の治療を指しますので、730nmを併用している点が当院のオリジナルかつスペシャルな点です。

以前行っていたアレックストーニングについては何度も発表してきましたが、昨年導入したPicoWayのWピコトーニングは初めての発表です。プレゼンの準備をしながら気がついたことは、今更ながら、トーニング治療の素晴らしさと私自身がいかにこの治療が好きかということです。同じリジュビネーション治療のIPLやフラクショナル治療と比較すると、照射法を自在に調節することができ、まぶたや鼻や口唇などどんな部位も容易に照射が可能で、一旦薄くなったしみの再発も非常に少ない点がアドバンテージだと思います。そう、この治療は、照射テクニックが非常に重要で、照射法いかんでより高い効果を引き出せるという点に、治療する側として魅力を感じています。

アレックストーニングと比較すると、毛穴や小じわ、肝斑や色素沈着に対する効果、はりを出す効果が明らかに高くなりました。赤みに対してもある程度の効果が期待できます。アレックストーニングで効果が頭打ちとなってしまった方でも、Wピコトーニングで改善した方も多くいらっしゃいます。皆さんが心配される痛みに関しては、7割の方がWピコトーニングの方が痛くないとおっしゃっています。目立つしみはなくても、顔全体に色むらがある方や毛穴が目立つ方、特に気になることはないけれど肌をきれいにしたい方など、ほぼどんな方にでもおすすめしたい治療です。私は、肌を美しく見せるには、色調と質感のむらを解消して肌の均一化を図ることが重要だと思っていて、Wピコトーニングでそれが実現できると期待しています。

アレックストーニングに始まりこの10年近く、本当に多くの方にトーニング治療を行ってきて、トーニング治療は今や私のライフワークとなっています。